我が家では2023年にパナソニックのホームベーカリー「SD-BMT2000」を購入しました。(2斤が焼けるモデル)
結果として、2年使った今でも、私が買ってよかった家電ベスト3に入るくらい気に入っています。
【この記事で分かること】
- パナソニックのSD-BMT2000の使用レポ
- ホームベーカリーの電気代や材料費
- ホームベーカリーの稼働音(動画あり)
- 手入れの簡単さ
- SD-BMT2000のメリットとデメリット
この記事では、私がホームベーカリーを購入するときに悩んでいた、「パンを買うより作るほうがいいのか?」「音はうるさくないか?」「失敗することはないか?」などをまとめました。
パンを作る際の材料費や電気代も合わせてご紹介します。
2斤の食パンを作る時の材料費と電気代は約284円【2025時点】
ホームベーカリーで食パンを作る際にかかる、材料費と電気代を計算しました。
材料費 | 約178円 |
電気代 | 約106円 |
合計 | 約284円 |
2斤の食パンを作る時の材料費は約178円

食パンを作るための材料は、業務スーパーで購入しました。上記の画像が実際に購入した材料と、その時のレシートです。
また、2斤の食パンを焼くときに必要な材料は下記を目安にします。
- 強力粉 450g
- バター 20g
- 砂糖 30g
- スキムミルク 12g
- 塩 8.8g
- 水 320g(mL)
- ドライイースト 4.9g
説明書に書いてあるレシピ(食パン)では上記ですが、我が家ではバターをオリーブオイル、スキムミルクをクリーミングパウダーで代用しています。
材料名 | 必要量 | 1gあたり(税抜) | 税抜価格 | 税込価格(8%) |
---|---|---|---|---|
強力粉 | 450g | 0.184円 | 82.80円 | 約89.42円 |
オリーブオイル | 20g | 約0.926円 | 約18.52円 | 約20.01円 |
砂糖 | 30g | 0.235円 | 7.05円 | 約7.62円 |
クリーミングパウダー | 12g | 0.73円 | 8.76円 | 約9.47円 |
塩 | 8.8g | 0.076円 | 約0.67円 | 約0.72円 |
水(=320ml) | 320g | 0円 | 0円 | 0円 |
ドライイースト | 4.9g | 約9.722円 | 約47.64円 | 約51.45円 |
材料費のみ計算すると、2斤で約178円、1斤が約89円です。
2斤の食パンを作る時の電気代は約106円
次に、ホームベーカリーで食パンを作る時の電気代を計算します。これは、ChatGPTで計算しました。
2斤の食パンを焼くときの所要時間は4時間30分、定格消費電力は760Wです。

2斤の食パンを作る際にかかる電気代は約106円です。
2年前にホームベーカリーを買う時に悩んだことの結果
2年前に私がホームベーカリーを購入するときに悩んでいたことについて、結果をご紹介します。
Q.買ったパンよりおいしいか?
業務スーパーで買った安い材料を使用しても、ホームベーカリーで作ったパンはおいしいです。バターをオリーブオイルにしていることもあり、あっさりとしていてチーズと合わせてもくどくありません。
Q.音はうるさくないか?実際の稼働音を知りたい!
2012年ごろに購入したホームベーカリーは、音が大きくてストレスでした。しかし、今回のホームベーカリーは別の部屋にいれば気になるほどではありません。夜寝ている時でも、個人的には問題なく使用することができます。
実際に稼働中(混ぜ中)の動画を撮ってみましたので、参考までに掲載します。
Q.失敗することはないか?
分量を間違えなければ、失敗はありませんでした。塩の分量を間違えたときは膨らまず、とてもしょっぱいパンができましたが、SD-BMT2000は温度センサーがついているので分量さえ合っていれば失敗なくパンが焼けます。
Q.もっと上のモデルのほうがいいか?
ワンランク上のモデルにするか悩みましたが、結果的にはSD-BMT2000で十分だったと思います。
「乃が美の食パンが作れる」「ピザ生地が8分で作れる」という機種と悩みましたが、実際使うとパンはおいしいですし、ピザ生地も45分あれば作れるので日常で困ることはありませんでした。
上記が乃が美の食パンを作ったり、ピザ生地を8分で作るモードがついている機種です。
Q.洗うのは簡単か?
炊飯器と同じように、水を入れて少し経つと残った生地がふやけます。その後、やわらかいスポンジで軽くこするだけで綺麗になりました。生地を混ぜる羽根の部分は細かい部分があるので、つまようじでなぞると綺麗になります。
ホームベーカリーを買ってよかった点
- 夜予約して朝焼きたてパンが食べられる
- ピザ生地が作れるので宅配ピザが不要になる
- 総菜パンも簡単に作れるので子供の朝食が楽になる
節約の面では、ピザを頼まなくなった点が一番大きく感じます。
毎月10,000円ほどかかっていたピザ代が、家にあるものだけでできるようになりました。
これを考えると、ホームベーカリー本体を3万円で購入したとしても我が家では十分元が取れています。
また、パナソニックのホームベーカリーはイースト自動投入機能がついています。そのため、前日の夜に材料を入れて時間を設定するだけで、朝から焼き立てパンが食べられます。
さらに、子供が大好きな総菜パンも、生地をホームベーカリーに作ってもらえばオーブンで焼くだけで出来上がります。
板チョコやウインナーを入れて焼くことで、コンビニパンを購入することもなくなりました。
総菜パンはアイラップに入れて冷凍ができ、凍ったままオーブントースターで5分ほど焼けば焼きたてのようにカリフワになります。
SD-BMT2000のメリットとデメリット
パナソニックのSD-BMT2000は、2斤の食パンが自宅で焼けるホームベーカリーです。
「室温センサー」と「庫内温度センサー」が搭載されているため、室温を気にすることなくおいしいパンを自動で焼き上げてくれます。
家電量販店で勤務していた私の目線から見て、手の届く価格帯で一番失敗がない機種だと思います。
SD-BMT2000のメリット
- イーストや具材の自動投入機能がある
- 2斤の食パンが焼ける
- 2012年に購入したホームベーカリーより格段に静か
- パン羽根やパンケースが手入れしやすい
1万円以内で購入できるホームベーカリーもありますが、我が家ではパナソニックのベーカリーを3万円(税込み)で購入しました。
なぜかというと、1万円ほどで購入できるベーカリーは「イースト自動投入」機能がついていないものがほとんどだからです。
イースト自動投入がついていないベーカリーは、イーストを入れるタイミングに「音」が鳴り、そのタイミングでイーストを手動投入する必要があります。
そのため、パンを焼いている間ホームベーカリーから目が離せなくなってしまいます。
我が家は面倒くさがりなので、すべて自動で「いい感じに」焼き上げてくれるパナソニックを選びました。
ナッツなどの具材も自動で投入してくれるので、節分の落花生が余った時はピーナッツパンにしたり、アレンジも気軽に楽しめます。
購入してから気づいた点は、「音が静か」「手入れが簡単」なことでした。
10年前にもホームベーカリー(パナソニックのピンク)を購入したことがありましたが、洗濯機のように音が大きかった記憶があります。
しかし、今回購入したホームベーカリーは、隣の部屋にいればほとんど音が気になりません。
さらに、焼いた後のパンケースや羽根は、水洗いで汚れがスルスルと落ちて驚きました。
SD-BMT2000のデメリット
全体的に満足していますが、購入後に困ったのは「1斤が焼けない」ところでした。
説明書をよく読んでみると、1.5斤か2斤のモードしかないため1斤は焼けないそうです。
「大は小を兼ねる!」と、勝手に1斤も焼けると思って購入してしまいました。
もちろん、説明書に載っているのは1.5斤か2斤のレシピなので、普通の食パンやピザを作る分には問題ありません。
しかし、ネットで紹介されているレシピはほとんどが1斤のレシピなので作ることができませんでした。
2斤作る際は、「単純に1斤の分量を倍にする」だけではうまくいかないことがあるそうです。
ただ、説明書に載っている基本のレシピで十分おいしいので、最近ではネットのレシピを試すこともなくなりました。
ホームベーカリーはパンやピザが多い家庭では節約になる
ホームベーカリーで食パンを作る際の材料費や、実際にホームベーカリーを使った感想をご紹介しました。
我が家のように「パンの消費が早い・多い」「ピザをよく頼む」「コンビニやスーパーで総菜パンを買う」家庭は、ホームベーカリーとオーブンの組み合わせで節約に繫がる可能性があります。
初期投資が大きいですが、ホームベーカリーを購入する際はイースト自動投入がある機種がおすすめです。
便利家電は、できるだけ工程を少なくできる機種を選ぶと「途中で使わなくなる」という最悪な事態を防ぐことができます。
ホームベーカリーを探す際は、最初にどこを重視するかを決め、ご自身に合った機種を探してみてください。