自宅で年賀状を印刷するときにおすすめなのが、スマホだけで年賀状が作れる「PIXUSはがきクリエイター」アプリです。
無料で使用でき、住所印刷までこのアプリ1つで完結します。
実際にアプリを使う手順を実際の画面を使ってまとめていますので、気になる方はぜひご覧ください。
「PIXUSはがきクリエイター」とは?
「PIXUSはがきクリエイター」は、Canonのプリンターを使用している方が使える無料アプリです。
スマホだけで年賀状のデザイン面と宛名面を作成し、そのまま自宅のプリンタ―で印刷できます。
下記に、おすすめポイントをまとめました。
【PIXUSはがきクリエイターのおすすめポイント】
- 無料で使える。
- スマホだけで年賀状が作れる。
- 公式アプリなのでプリンターとの接続がスムーズ。
- デザインテンプレートが豊富。
- 写真の挿入も可能。
- 宛名は住所録として保存され、翌年も利用できる。
用途に合わせた豊富なテンプレート

年賀状だけではなくクリスマスカードや暑中見舞いなど、テンプレートが豊富に用意されています。
白紙の状態から作りたい方は、「白紙・オリジナル」を選択することで、白紙・または背景素材のみが入った状態から作成することができます。
【テンプレート】
年賀状、バレンタイン、クリスマス、誕生日、結婚、お祝い、喪中・寒中見舞い、暑中・残暑見舞い、出産、お礼状、引っ越し、招待状、等
年賀状の宛名印刷も簡単
宛名印刷では宛名を一気に印刷できます。
印刷前にプレビューで名前や住所の位置はずれていないかを確認しましょう。
宛名は保存されるので、2回目以降は宛名一覧から選択するだけで印刷ができます。
また、以前の「PIXUSかんたん年賀状」アプリを使用していた方は、住所データの移行をすれば、新たに住所を入力しなおす必要はありません。
追加できるスタンプも豊富

「謹賀新年」や「賀正」などの、お祝いの言葉である賀詞(がし)の素材も豊富です。「スタンプ」の追加画面で選択できます。
「PIXUSはがきクリエイター」の使い方【年賀状】
ここからは、実際にアプリを使ったときのスクリーンショットを使って印刷までの流れをご紹介します。
- アプリを開き「デザイン面をつくる」をタップ
- 「年賀状2022」をタップ
- 好きなデザインを選ぶ(今回は写真付きを選択しました)
- 「タップして写真を入れてください」をタップする
- 写真の位置を調整してデザイン完成
- 右下の「印刷」ボタンをタップ
- プリンターと用紙の種類を選択し、下の「プリントをする」ボタンをタップ


手順2と手順7のスクリーンショットの時間を見ると、5分もかかっていません。
ハガキをセットする時間を入れても、10分もかかりませんでした。

「PIXUSはがきクリエイター」の注意ポイント
- Canon以外のプリンターでは使えない
- デザインにこだわりたい方は物足りない場合も
- スマホとプリンターを繋いでおく必要がある
プリンタ―で印刷するには、スマホからプリンターに印刷できる環境を整えておく必要があります。
また、テンプレートを使用したデザインは細かな調整が難しいので、こだわりたい方は白紙から作成するのがおすすめです。
プリンターがCanonではない場合「PIXUSはがきクリエイター」は使えない
印刷するプリンターがCanonではない場合、PIXUSはがきクリエイターで印刷はできません。
エプソンやブラザーでも年賀状に特化したアプリがあるので、使用するプリンターのメーカーに合わせてアプリを選択する必要があります。
メーカー名 | 年賀状用アプリ |
canon(キャノン) | PIXUSはがきクリエイター |
EPSON(エプソン) | スマホでカラリオ年賀 |
brother(ブラザー) | Brother はがき・年賀状プリント |
自宅でプリンターを使って年賀状を印刷するときのQ&A
年賀状を自宅で印刷する方が増えている中、「プリンターとスマホの接続がうまくいかない」「印刷がかすれてしまう」「どの用紙を選べばいいの?」など、実際に印刷しようとしたときに困ることも多いですよね。
自宅での年賀状印刷をスムーズに、そして楽しくするために、ぜひ参考にしてみてください。
Q1. PIXUSはがきクリエイターで作ったデータはどんな用紙に印刷できる?
PIXUSはがきクリエイターで作成した年賀状は、基本的には「インクジェットはがき」または「光沢紙(フォト光沢年賀状)」に印刷するのが推奨されています。
普通紙やコピー用紙でも印刷自体は可能ですが、にじみや色の薄さが目立つため、仕上がり重視ならインクジェット対応はがきが安心です。
写真を使った年賀状には、写真用年賀はがきを選ぶと仕上がりに綺麗な仕上がりになります。
Q2. スマホとプリンターの接続がうまくいかないときの対処法は?
まず確認したいのは、スマホとプリンターが同じWi-Fiに接続されているかどうか。
PIXUSシリーズはCanon PRINTアプリやPIXUSはがきクリエイターでの印刷が可能ですが、ネットワーク接続が不安定だと失敗しやすいです。
いったんプリンターの電源を入れ直し、スマホのWi-Fiを再接続するだけで改善されることも。iPhoneの場合はAirPrint対応かもチェックしておきましょう。
Q3. Wi-Fi環境が無いとプリンターとスマホは接続できない?
自宅にWi-Fiルーターがない場合でも、一部のプリンターでは「Wi-Fiダイレクト(ダイレクト接続)」機能を使えば、プリンターとスマホを直接接続して印刷できます。
これはプリンター自体が発信する電波にスマホをつなぐ形で、インターネットは使えませんが印刷できるようにする機能です。
接続方法はプリンター本体の説明書やCanon公式サイトに詳しく載っているので、Wi-Fiがなくても安心です。
Q4. インクの減りが早い…年賀状印刷の節約術はある?
インク消費を抑えたいなら、「印刷品質を標準や草案モードに変更する」「写真面を控えめにする」「カラーではなくモノクロにする」などが有効です。
PIXUSの設定画面から印刷モードを変えるだけで、かなりインクの節約になります。
また、使わない色ばかり残ってしまうのを防ぐために、均等にインクを使うデザインを心がけるとムダが減らせます。
Q5. 年賀状をスマホで作って印刷すると画像がぼやける原因は?
画像がぼやける主な原因は、解像度の低い画像を使用していることです。
LINEで送られてきた画像やスクショは画質が落ちていることが多く、そのまま印刷するとピントが甘く見えます。
できるだけスマホで撮影したオリジナル画像や、高解像度で保存したものを使用し、拡大しすぎず原寸に近い状態で配置するのがポイントです。
Q6. 自宅で印刷した年賀状でもキレイに見せるコツは?
まず、用紙選びが仕上がりに大きく影響します。
インクジェット対応の光沢紙は発色が良く、写真入り年賀状には特におすすめ。
さらに、プリンターのノズルチェックや用紙の向きに注意し、印刷前に一度テスト印刷をしておくと安心です。
スマホアプリのレイアウトで余白ができていないか確認し、端までしっかりデザインが入るように調整するのも忘れずに。
Q7. プリンターのインク詰まりを防止する方法は?
インク詰まりは、長期間プリンターを使用しないと起きやすくなります。
週1回でもいいのでテスト印刷を行うと、ノズルの乾燥を防げます。
また、純正インクを使うことで目詰まりリスクが減ると言われているため、頻繁に印刷しない方ほど純正品を選ぶのが安心です。
印刷後はプリンターの電源をちゃんと切り、ホコリを防ぐためカバーをして保管するとさらに効果的です。
Q8. 3色一体型インクと、5色・6色インクの違いは?
3色一体型インクとは、シアン・マゼンタ・イエローの3色が1つのカートリッジにまとまっているタイプです。インク交換が簡単でコンパクトな反面、1色でも無くなると全体を交換する必要があり、インクの無駄が出やすいのがデメリットです。
一方で5色・6色インク(独立型インク)は、各色が個別カートリッジになっており、必要な色だけ交換できます。
写真やカラー印刷を美しく仕上げたい人や、印刷頻度が高い人にはこちらがおすすめ。上位モデルのプリンターに多く採用されています。
「年賀状をとにかく手軽に印刷したい」なら3色一体型、「写真や色にこだわりたい」なら5色・6色インクが向いています。
まとめ
「PIXUSはがきクリエイター」アプリについてご紹介しました。
この季節になると年賀状専用プリンターがよく売れますが、個人的にはこちらのアプリで作る方が手軽だと思います。
年賀状を作る際の参考になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。